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月月 日記

『月夜烏』を管理する、雪臘月のブログ。徒然事が主。

   

つくもがみ。

私は妖怪や鬼や付喪神が好きです。
仏教や神道や陰陽道や密教諸々……
宗教学なども好きで学んでいました。
なので、古い絵が結構好きなんですね。
あ、勿論アニメも漫画も大好きです。
まあ、古い物と言っても江戸時代とか。
遡れば室町時代とかまでいっちゃうんですが。
そこで、とうらぶからのつくもがみです。
ここはあえてひらがなで表記を。
『ジャパノロジー・コレクション妖怪YOKAI』
小松和彦監修(すっごい大好きな先生です。)
“「つくも神」とは、もともとは
「作られてから九十九年経った道具の霊魂」”
という表記がありまして。
まあ、それが時代が下るごとに変遷していく、と。
様々なつくもがみが室町時代から描かれてきたわけです。
日本人の擬人化大好き精神は根強いわけですね。
だって、捨てるはずの古道具を人に見立ててしまうわけですから。
手足が生えて目も耳も口もある古道具。
捨てられて憎しみを人間に抱く彼らがつくもがみと呼ばれる。
ならば、人に大事にされて守られてきたものであるならば。
なおのこと、つくもがみになるであろう、と。
けれど、とうらぶの刀剣達には色々あるわけですよね。
使われてきた歴史や飾られてきた歴史。
主との思い出とか、蔵に仕舞われた思い出とか。
現在進行形で展示されている思い出とか。
でも、そこには良くも悪くも人間の思いがあって。
善意も悪意も彼らは見たり聞いたりしてきたのかな、と。
人間が必要としたらから作られた道具であるのに。
道具以上のものを求められる刀もあって(神事とかね)
でも、人に作られた以上人の思いに左右されずにはいられない。
それがつくもがみなんだろうな、なんて。
純粋なといういい方もおかしいのですが。
純粋な神様でもない、妖怪と呼ぶには少し違う。
曖昧な境界にいるつくもがみという彼らが。
何とも愛おしいです。(人にもなりきれませんし)
まあ、小難しいこと並べましたけど。
昨日の刀ミュまじ凄かったっていうのを引きずってるだけです。
無理矢理小難しいことで現実に戻ろうとしてるだけです。
因みに一番好きな妖怪はぬっへっほうです。
あのやる気のない肉の塊みたいなの最高。
誰でも描けそうなのに描けって言われたら描けないかも。
あ。上記の本はおすすめですよ!
小松和彦先生の著書は「専門書なんて読みたくない」
っていう初心者さんにもおすすめなのです。
とてもわかりやすいし、この本は絵がほとんどなので。
うん。改めて、思った。
物を大事にしよう。何でも新しい物買えばいいわけじゃなし。
昔は「もったいないお化けが出るぞ」と言われたものです。
若い方には経験がないかもですけれど(苦笑)

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雪臘月
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性別:
女性
趣味:
読書・寺社仏閣巡り
自己紹介:
アニメ大好き!漫画大好き!小説大好き!声優さん大好き!です。

民俗学とか宗教学とかも好きです。鬼とか妖怪とか吸血鬼とか大好物。寺社仏閣巡りが趣味だが方向音痴という救い難い癖を持つ。治らないものだろうか………

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