月月 日記
『月夜烏』を管理する、雪臘月のブログ。徒然事が主。
奈良旅行記。②
で、タクシーに乗って目的地の寺へ。
「びゃくごうじまでお願いします!」(ごうの字が出ないのでひらがなで)
「びゃくごうじ?お客さん、マニアックですねぇ」
またか。またマニアックなのか。
京都で蚕の社をタクシーの運ちゃんにお願いしたときもそういわれたぞ。
何で、私が向かう場所、向かう場所、皆マニアックなんだ?
ぐすん。だって、閻魔様見たかったんだもん。
そしたら。
「じゃあ、新薬師寺なんかも好きじゃないですか?」
「何がありましたっけ?」
「十二神将像がありますよ」
「十二神将!見たいです!近いんですか?」
「歩いていけますよ、びゃくごうじから」
いくしかないだろ、これ。行くだろ、十二神将見に。
こちらの十二神将は、陰陽道系のではないです。
仏教の………分かりやすく言うと『SAMURAI DEEPER KYO』の方の十二神将です。
『少年陰陽師シリーズ』の十二神将じゃないです。
で、まずびゃくごうじ。だが、少し前に持っていた飲み物が終わってしまい。
水分不足が祟ったのか、階段を上りきったらぜーはーしちゃいまして。
受付の女性に「少し休まれてから…」と、心配されてしまった。
いや、だい、大丈夫、多分、いや、うん………ぐったり。
で、まあ、少し休んで、閻魔様を見てきました。
いいですね、私は観音とか如来より、明王系が好きなんですが。
優しい顔の仏像より、怖い方が好きです。
それに、お寺の佇まいも全体的にとてもよかった。落ち着いているし。
それに、何より、こちらのお寺からは、奈良市が一望できるんですよ。
もう、すっごく景色がよかったです。すごーい、と思わず声に出してしまうくらい。
で、敷地内に自販機があったので、これは、ないと死ぬ、と思って飲み物購入。
よし。水分補給もばっちり。新薬師寺に行くぞ。閉まる前に。
歩き出し、ぽてぽてと一人行く。誰も観光客とすれ違わない。
それもそのはず。住宅地をぽてぽてと一人で歩いてましたから。
で、新薬師寺に到着。今度は道に迷いませんでした。
タクシーの運転手さんに感謝です。道筋教えてくれたので。
で、もう、感動。新薬師寺すっごいいいです!!十二神将かっこいい!
私はどちらの十二神将も好きなのですが。いいです!
かっこよすぎてポストカード買っちゃいましたもん!
じっーと見てると、確かに薄く使われていた色彩の名残がある。
ああ、昔はとても鮮やかだったんだろうな、と、思いました。
新薬師寺の隣にぽつん、とある神社の佇まいもよかった。
で、地図に、歩いていけそうな距離に春日大社がある。
これ、いけるかも。時間的にいけそうだよね。
で、また歩き出す。とにかく、まっすぐ。まっすぐ。まっすぐ………
入山禁止って書いてあるんだけど、ここ、ちゃんと歩道だよね?
春日大社へいたる道があるのですが、その道のすぐ側に“入山禁止”の立て札が。
道から外れるな、ってことだよね?ここはいいんだよね?
………十分歩いて辿り着かなかったら引き返そう。
無事に辿り着く。よかった!抜けた!!横道だったんだ、これ!!
春日大社では、奈良に来て初・鹿と遭遇。
鹿だよ。まじで鹿だよ。避けて通る。
いや、だって、ねぇ。春日大社の神使ですから、触れませんよ。
餌なんか恐れ多くてあげられない。
修学旅行生の数人が鹿へ突進していたが。
あ。今思い出した。タクシーの運転手さんに「学生さん?」って聞かれたんですよ。
ふっふっふっ…若作りな格好でいけば、まだまだいける!と思いました(苦笑)
もう、結構いい年なんですけどね。
で、春日大社で写真をばしゃ、ばしゃ。ふむ。よきかな。
そのまま歩いていったら、何かお寺に出たので。あれは、どこかな?興福寺?
個人的にビッグネームのところは興味ないので。
だって、ねぇ。観光客と修学旅行生が多いじゃないですか。
だから、常にビッグネームなところは外すか、時間帯をずらすんです。
夕方とか、朝方とか、変な時間に行くことにしてます。
そんな感じで、一日目の夕方まで結構歩きました。
この後はホテルでひと段落して、また出かけたんですが。
そのお話は、また次で。
そこでもまたおばかなことをしてしまったのですよ。
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